~J1注目試合プレビュー~松本vs浦和
J1注目試合プレビュー
~松本vs浦和~
①~鍵となるのは中盤の攻防~
松本と浦和は両チームとも中盤に多くの選手を配置するシステムを採用している。そのため中盤でのデュエルを数多く制した方により多くのチャンスが巡ってくる。
松本山雅FCのダブルボランチはMF藤田息吹(28)とMFパウリーニョ(30)の2枚。共にサイドへの展開が上手くパス回しには定評がある。両WGにはMF岩上祐三(29)とMF高橋諒(25)が配置されると予想。特に岩上は中盤のセンターラインを難なくこなすほど足元の技術に定評がある。また高いキック制度をもっているため何度もサイドをかえ、浦和を疲れさすことも大切になってくる。シャドーにはFWセルジーニョ(28)とFW前田大然(21)が配置される可能性が高い。両者とも能力は申し分なく中盤との息が合えば得点チャンスも増えるだろう。中盤のデュエルを制し前田の持ち味のスピードでサイドを攻略できれば自然とチャンスができる。そしてフィニッシュまで持ち込めれば勝利の可能性も近づく。
一方の浦和の中盤はJリーグでは屈指の面子が揃っている。MF青木拓矢(29)とFW武藤雄樹(30)が負傷しているのは痛手だが、それでも戦力は揃っている。ACLから中2日とタイトな日程条件での試合のためスタメンは読みにくい。そのためACLで高パフォーマンスをみせた選手、さらにACLで温存した選手にチャンスが巡ってきそうだ。前者の例ではMF橋岡大樹(19)だ。持ち味の対人の強さを武器にサイドを制圧した。自身も2ゴールを決めておりオリヴェイラ監督の前で高パフォーマンスを披露できたことは大きい。もう1人はMF汰木康也(23)だ。途中出場ながらその存在感は圧巻だった。汰木の十八番でもあるヌルヌルと抜くようなドリブルで浦和の攻撃の新しいアクセントとなることを示した。お互いに個々の能力が高くこの2人がこの試合のキーとなると考える。中盤を制すために橋岡と汰木の活躍は不可欠になる。
②~試合を決める力のあるCBの存在~
松本の最終ラインにはヘディングの強いDFエドゥアルド(25)がいる。まだゴールこそはないがその高さは圧巻でセットプレーからエドゥアルドに合わせる形を狙う可能性がある。松本には岩上がいるためセットプレーのキック制度は申し分ない。セットプレーでエドゥアルドを上手くフリーにすればそれこそ1点もののため、セットプレーは大事にしたいところだ。
松本にエドゥアルドがいるならば浦和にはこの男がいる。DF槙野智章(31)だ。今や日本代表常連と言ってもいい槙野のヘディングの強さはJリーグを知るものならば誰もが知っている。槙野はACLのブリーラム戦でもゴール決めていて、この試合でも積極的にセットプレーで勝負を仕掛けてくるはずだ。浦和にも松本と同じように柏木という制度の高いキッカーがいる。制度の高いセットプレーでチャンスをものにしたいところだ。
予想スタメン
試合詳細
明治安田生命J1リーグ第3節
松本山雅FCvs浦和レッズ
3月9日(土)14時キックオフ